自分にとっての「紺野あさ美」という人

紺野あさ美小川麻琴モーニング娘。卒業の報から一夜明けた。

ようやく自分の気持ちがまとまってきて、書きたい事や伝えたい事が見えてきた。

まず、とにかく紺野さんについて書きたい。

マコの卒業もあるけど、やっぱり俺にとって紺野さんは大事な存在だから、こちらを優先する。



紺野あさ美、彼女は俺にとって勝手ながら『恩人』と呼びたい。

当然ながら直接、何かしてもらったワケじゃない。だけど俺にとっては恩人である。

何故、恩人と呼ぶか。それには俺がヲタになった頃に遡る。

数年前、俺は当時の仕事を辞めて何もしなかった時期があった。

精神的にも病んでいて、全てに疲れ、時間を持て余していた。

ダラダラと毎日を過ごしていたある日、ふとPCで検索をしたのが全てのキッカケだった。

その時に入れた言葉が「モーニング娘。 紺野あさ美」と。

当時はASAYAN時代から観ていたが、CDを買ったりコンサートに行くほどの娘。ファンでは無かった。

テレビ出演をチェックする程度。

でもその中で、ずっと紺野さんの事が気になっていた。

「赤点合格」「劣等性」と言われ、歌のパートも少なく、隅に居ることの多かった彼女。

だけど、だからこそなのかも知れないが、俺は非常に気になっていた。

そして時間を持て余していた俺は、彼女の事をふと調べてみたのだ。

膨大に出てくる彼女のファンサイトやテキスト。そのいくつかを回り、その中であるサイトへとたどり着いた。

そこには紺野あさ美ファンが集まり、暖かい雰囲気があった。

初心者の俺でも入りやすそうな。

だから俺は勇気を出して、そこの掲示板に書き込みをした。

それが全ての始まりとも言えた。

多くの人たちと知り合い、語り合い、「紺野あさ美」という少女の素晴らしさを知った。

「俺も頑張らないと」。

自分の中にそんな気持ちが生まれた。

「こんな姿じゃ、胸張ってファンって言えない」。

そう強く思った。

俺は再び立ち上がることが出来た。

新しく何かを始める事、それが希望もあるが苦痛にも満ちている。

挫けそうになる。しかしその度にひたむきに頑張る紺野さんの姿を思い出して、俺は耐えられた。

ずっと勇気をくれた存在、それが紺野あさ美だ。

それだけじゃない。彼女には多くの出会いも貰った。

今、俺にはモーニング娘。のファンっていう事で知り合った友達が居る。

気を許せる、年齢とか所属とか住む場所を越えた親友達。

その出会いのキッカケもやはり「紺野あさ美」に他ならないのだ。



俺は今の人生を素直に楽しくて幸せだと感じている。

やはりそれは「紺野あさ美」、彼女が全てのキッカケなのだ。

だから俺にとって紺野さんは「恩人」。

やはり卒業は寂しい。あの姿を観られなくなる、というのは。

しかし彼女が自分で選んだ道だ。応援してあげたい。

そしてその先の幸せを願わずに居られない。

「頑張ってね、お疲れ様、元気でね、おめでとう、ありがとう」。

まだまだ、言いたい、伝えたい言葉がある。

だけど今、この胸にある想いの全てを伝えきれないだろう。

でも、それでも俺は出来るだけ、気持ちを伝えたい。

彼女の元気の一部となるように、彼女の幸せのひとかけらとなるように。

最後まで見届ける、今はただそれだけ。



もちろん、彼女の愛したモーニング娘。も今までのように観続けて応援するよ。