赤ひげ

山本周五郎の「赤ひげ診療譚」をやっと読み終える。

二ヶ月近く放置していた。

どうも前半部分の、主人公「保本登」に感情移入できなかったのが原因っぽい。

けど途中から保本が変わっていって、それで俺も楽しんで読めるように。

江戸時代の、貧しい人々相手の診療でどうしようも出来ない部分をどう受け止めていくか。

医者だろうが何だろうが、出来ることの限界を知りつつ、精一杯のことをする。

難しい事だけど、大切な事。

それはどんな時代であろうと変わらない。

そんな事を考えた一冊。

ちょっと難しいけど良い本。