冬の怪談〜ぼくとワタシとおばあちゃんの物語〜 その弐
さてさて、ここからは登場人物に関連で幾つか。
役者さんと演じた人物達はよく合ってたと思う。観ていて違和感は感じなかったねー。
まずは矢島舞美演じる「佐伯小夜」から。主役ですものね。
霊能力を持つ、マイペースで好戦的な女の子。ちょっと天然で不思議ちゃんも入ってる風味。
まー、話が進んでいくうちにまんま舞美ですよ、そう思っちゃいます。
マイペースに話進めるし、なんか話が微妙にかみ合わないし、でもよく動くし、かっこよくする時はかっこいいし。
彼女の性格をよく表してるシーンは、あの脚立の場面かなと思いますね。
二階の窓から颯爽と登場した裏側は、実は脚立で上ってきたっていう。そういう子なんだなって、よくわかる場面です。
これは非常に巧いなと思いましたよ。
とにかく、この役は舞美だから上手くいったよなーって思った。これは観てて楽しかったね。
続いては福田花音演じる「風間春菜」。ヒロインですな。
典型的なしっかり者な妹。事態に対しての対応も戸惑いつつも、ちゃんと受け入れられる心の強さも持ってます。
まー、なんだろ。普通に可愛くて性格も良くて困るわ。理想の妹だよなぁ。
最後も自分で立ち向かおうとして成長してるしね。自分以外の家族がいなくなっても・・・。
結構難しい役だけど、かにょんは上手く演じてます。サービスシーンも担当しちゃってるけど、それでもよく頑張った!!!
かにょんは良い女優の素養も持ってるなー。
次は木村延生演じる「風間亮」。春菜の兄で、ちょっと情けないトコがある高校生の男の子。
パンフとか読む限りじゃ主役級かと思わせといての悪霊化とはなぁ・・・。やられたなー。
でも最後の最後は兄らしいトコを見せて散っていったのは泣ける。
しかし木村さん、俺とタメなのか・・・。それで高校生演じてたとは、って俺もあんまり外見年齢に関してはどうこう言えないか。
役作りは凄いよね。舞台挨拶じゃワイルド系イケメンなのに、映画じゃ情けないお兄ちゃんになりきってたもん。
改めて役者って凄いねって思いました。
こんな感じでいいかなー。